
『読脳』とは、読んで字のごとく、脳の情報を読み出す方法です。
脳を研究する学問として知られているものに、脳科学や認知科学、心理学等があります。
脳はどんな構造をしているのか、またそのはたらきがどのようにして「我々の思考、感情、行動に影響を与えるのか」を研究しています。
脳科学という言葉が使われ出したのは、近年2000年頃からです。
しかし、人類の脳に対する興味は古く、その研究は紀元前の時代からすでに始まっていました。
紀元前460年頃には、脳が認知や思考と関係しているということが分かっていたと言います。
1900年以降には、脳はいくつかの領域に分かれ、それぞれに細胞のかたちや特性が違うことも分かってきて、
各部位に電極をつけて刺激を与えると、手や足などが動くことが観測され、
脳は領域ごとにそれぞれ異なるはたらきを持っていることも分かってきました。

2000年頃には、MRIをはじめ様々な脳機能を測定する方法が発達し、
脳のどこがどのような形をしており、どのような役割を担っているかが、より詳細に分かるようになりました。
芸術家やスポーツ選手など、ある分野に優れている人は、脳の特定の部位の大きさが違ったり、
病気の人は脳にある特徴を持っていたりと、
パーソナリティにより脳に差があることも観察されました。

そんなふうにして、脳は思考や感情、行動、また肉体に影響を与え、
人生をも決定づけていることが、だんだんと解明されてきたのです。
そんなはたらきをしている脳ですが、それらの科学的研究とはまた一線を画す『読脳』について、違いを挙げながら説明していきたいと思います。
読脳の特徴 その1 脳の観方
脳科学は、脳波の測定やMRI等の機器で写し出されたイメージを統計的に分析し、統計的観点から、考え方や行動方法の指導を行うというものです。
一方、読脳は、生きている個人の脳の反応をダイレクトに読み、原因も対策も個人の脳から読み出します。
脳の情報の読み出すのは、どんなふうに行うのかですが、まず、体に脳の反応の結果を反映するセンサーを開発します。
脳は基本的に、自分を生かすために機能しています。
人は皆、一人ひとりが、意味があって、理由があって、必要があったからこそ、生まれてきました。
脳の役割は、自分を守り、その目的を果たすことです。
そのために、人の脳はでき、発達し、その原理の上で、反応し、はたらいています。

初心者でも、センサーを開発しやすい体の部位は、舌や顎、噛み合わせ等です。
例えば、舌をセンサーにするならば、舌の先端の位置が、図の①から⑤のどの位置にあるかを、まず感じ取ります。

脳に意識をやり、脳の反応をキャッチできるように集中します。
脳へ問いかけると、脳の反応がセンサーへ反映します。
舌の位置が、①から⑤のいずれかへ移動する、あるいは移動しないという反応を示すのです。
脳は言葉を話してくれる訳ではありませんが、イエスかノーかの反応は返してくれます。
ですから、イエスかノーで判断できる問いかけを脳に対してする必要があります。
舌が移動すれば、答えは「イエス」です。
移動しなければ、答えは「ノー」です。
そんなふうにして、センサーに反映された脳の反応を読むのです。
センサーを読むことは、少し練習すれば、何も難しいことはありません。
難しいのは、問いかける内容になります。
脳が反応する問いかけ(考え方)の“方向”というのがあります。
“本来の方向”から質問しないと、脳は必要としている答えを返してくれません。
本来の方向とは何を言っているかというと、「自分が生まれた意味・理由・必要のライン上に沿った方向」という意味です。
脳は、それを果たすために機能しているので、
この社会の損得・駆け引き・取引・条件付きの思考で脳に問いかけても、必要な答えは返ってこないのです。
その問いかけの方向性をしっくりと掴むこと、また問いかけのレパートリーをいかに増やすかが、読脳の勉強内容になります。
読脳は、真理の探究でもあるのです。

読脳の特徴 その2 結果の出かた
脳科学や認知科学は、脳の構造やはたらきが統計的に分かっても、どれだけの結果をどのようなスピードで出すことができるでしょうか?
またその因果関係を、確認することはできるでしょうか?
結果がもっとスッと分かりやすければ、脳を使うことの価値がもっと一般の人にとって受け止められると思うのですが、結果が確認しづらいところが、脳をまだまだ遠い存在にさせているのだと思います。
しかし、読脳は、結果がすぐその場で分かります。
読脳で、どんな結果が得られるのか。詳しくは後程、紹介します。
(先に知りたい方はこちら)
読脳の特徴 その3 対象者
脳科学は、科学者の分野です。一般の人には、まだまだ取っ付きにくいところがあります。
一方、読脳は一般の、普通の人のための技術です。
お父さん、お母さん、お子さん、お兄さん、お姉さん、おじいちゃん、おばあちゃん、
一般の、普通の人に、より良い人生を送るために、日々の生活に生かしてほしいという開発者の願いから、読脳は生まれました。
開発者自身が、生きるのが苦しい幼少時代を過ごし、自分が生まれてきた意味を求め、人は誰もが生まれてきたのであれば、本来の自分で生きるべきという強い思いを持ったからです。

生きていれば、困難にも逢い、
誰にも、どこにも相談できない。
相談しても、何の足しにもならないという状況に陥る時もあります。
一歩も前に進めない、
苦しい心境に追い込まれることもあります。
誰にも頼れない、自分しか頼れない、
自分でやるしかない!
そうなのです。人生は、どんなことも、最後は自分で請け負うしかないのです。
そんな時こそ、読脳が役に立ちます。
本当に困難に行き当たった時には、自分と真正面から向き合い、成長することでしか抜け出せません。
世間に溢れるマニュアルで、真に解決することなどないのです。
その場凌ぎをするということは、解決を先送りしているだけです。
また、自分を愛するためにも、自分の脳の奥にある情報を読めるようになることです。
自分を愛することができなくて、困難と闘うことができますか?
誰かを愛することができますか?
こんな時こそ『読脳』の出番です
読脳を使うのは、例えば、こんな時です。
「最近すごく気持ちが沈みがちで、体も重く、何もする気が起きないのだけど、どうしたらそこから抜け出せるのだろう?」
「ここ数か月、体調がおかしくて、じきに回復するだろうと思っていたら、ますます悪化してきているようで、何か重大なことが起こっているのかな?何が原因だろう?どうしたらいいの?」
「最近、子供が心ここにあらずといった感じで、勉強もしなければ、外に出ようともしない。学校も行きたくなさそうで、このままだと引きこもりになってしまいそう。この子は何を求めていて、どうしたいの?」
「夫がもう何ヶ月も無視をしてくる…。私を拒絶していて、二度と口を利く気もないのだ。私もなんだか限界だし、離婚するしかないのかな?」
「自分は、このまま学校に行っていていいのかな?」(小中学・高校・大学生)
「自分は、この会社で一生を終えるのかな?」(社会人)
「自分が本当にやりたいことって何だろう?」
「自分が本当に幸せになれる道は、本当はどこにあるのだろう?」
そんなことも自分の脳に問いかけて、答えを得ることができるのです。
自分の本当に進むべき方向が、自分の脳に問いかけて、答えを得られるとしたら、
生きていく上で、どんなに心強いでしょうか?!
人生は、きっとこの先も続くのです。
人生を生きる上で、自分の脳はいつだって、一番のパートナーです!
自分の脳を最高のパートナーにするために、脳の情報を読めるようになってください。
ここで、脳に訊いて、脳から得られた答えのとおりに行ったら、どんな結果が得られるのかの実例を紹介します。
ここでは誰が見ても分かりやすいように、体に症状がある人に対して読脳した例を紹介します。
パーキンソンで体が固まってしまう、立ち上がったり歩くことができなくなった人が、脳にどうしたら歩けるようになるのか答えを訊いて、脳が「こんなふうに刺激して」と教えてくれたままに、刺激を行いました。その結果です。
受け口(下顎前突)の女の子が、脳にどうしたら受け口が治るのか情報を教えてもらい、脳が「こんなふうに刺激して」と教えてくれたままに行いました。その結果は?
脳卒中の後遺症により、麻痺してしまった手足が、脳にどうしたら動くようになるのか情報を教えてもらい、脳が「こんなふうに刺激して」と教えてくれたままに行いました。その結果は?
いかがでしょうか?
これが、脳の奥にあった情報のままに行った結果です。
当たり前ですが、すべての人に同じ結果が出るというわけではなく、出る結果は人それぞれ違います。
脳は、皆それぞれ違いますから、結果もそれぞれ違います。
しかし、こうしたことが、決してまぐれ当たりで起きたわけではないということを実証するために、2011年から全国各地で毎月、ワークショップを開催し、約2400人に体験していただきました。
そして、そこで行った実例を、YouTube『読脳チャンネル』で2000本以上、紹介してきました。(そのうち300本は事情により下ろしましたので、現在観られるのは1700本程度になっています)
もっとも、読脳で人の相談に乗り、指導するという活動は、開発者である伊東聖鎬は、45年以上に亘って行い続けてきました。
その模様を録音したアナログのカセットテープやVHS、8mmのビデオも、現在デジタル化を進め、必要とされている方のお役に立ててもらえるように、ライブラリー化を進めています。
病院でも治療院でも良くならない、いわゆる難病と言われているものでさえも、脳から情報を読み出せば、このような結果が得られるのです。
誰にも相談できないことも、自分の脳の奥にある情報を知れば、解決できるでしょう。
自分の脳の情報が読めるようになれば、誰もが心の奥底にある本当の願いを、実現することもできるでしょう。
もし自分の脳から読み出した情報で、実現できなかったとすれば、それはまだ十分に自分の脳を探求できていないか、もしくはその願いは本来のものではないということです。
先ほども説明しました。損得・駆け引き・取引・条件付きで脳に問いかけても、必要な答えは返ってきませんと。
自分の脳から出た結果であれば、結果がどう出ようと、受け入れやすいというものです。
そして、さらに自分を進化させ、本来の道を探求すればいいのです。
そうして探った道は、自分にとって、さらに納得、満足できる結果をもたらすはずです。
ここで、読脳を学んだ一般の人が、読脳にチャレンジしている例を紹介します。
いかがでしたか?
読脳を学べば、誰だってこんなことが、日常生活の中で行えるようになります。
『読脳』は、伊東聖鎬が45年前に研究、開発し、研鑽してきた技術です。
伊東聖鎬が、どうして読脳を開発したのかや、読脳の具体的なやり方は、Ebook「読脳 for CW Happiness Life」で紹介しています。
また、フリースクールでも学ぶことができます。
ぜひ、手に取って、実際に参加して、ご体験ください。
これから時代はAI化し、世界は大きく変わっていきます。
自分のアイデンティティをしっかり持たなければ、何のために生きているのか分からない時代に突入します。
アイデンティティとは、『自分は唯一無二の存在。他ならぬ自分であるという確信』を言います。
自分の脳の中にこそ、自分の本当の情報-アイデンティティがあります。
当団体では、そのために自分の脳の情報を読む『読脳メソッド』を分かりやすく指導するフリースクールを開校しています。
老若男女、各テーマ、対象者別にクラスを開講し、参加者のニーズに合った内容で読脳を指導していきたいと思っていますので、ぜひご参加ください。